OUGホールディングス株式会社
代表取締役社長 橋爪 康至

 

「新しい水産物流通サービス業」の創造に向けてグループ経営を推進してまいります。

当社は、昭和22年(1947年)10月に大阪市中央卸売市場(本場)において水産物卸売業者(大阪魚市場株式会社)として創業いたしました。

 

水産物流通において、「適正価格の形成」と「安定的な供給」という社会的使命を担い、消費者の皆様に安全で安心な水産物を日々お届けするという役割を果たしてまいりました。

 

その間、日本国内では人口減少や少子高齢化、食の安全安心の追求、消費者ニーズの多様化、さらに流通構造の変化など、水産物流通業界を取り巻く環境は大きく変化してまいりました。

 

このような環境変化に対応するため、当社(旧商号 大阪魚市場株式会社)は、平成18年(2006年)10月に純粋持株会社として「OUGホールディングス株式会社」へ商号を変更し、グループ経営を推進すべく大きく舵を切りました。

 

当社グループは、現在、事業領域を、中央卸売市場を拠点とする「水産物荷受事業」および全国各地の販売拠点をネットワークする「市場外水産物卸売事業」をコア事業とし、ブリ、マグロ等の「養殖事業」、水産加工、米飯加工、カット野菜加工、加工・調理サービス等を行う「食品加工事業」、水産物等の仕分け・配送を行う「物流事業」、グループの各事業を補完するリース事業等の「その他の事業」としております。

 

当社グループは、上述の事業を通じ、生産者から消費者までの水産物流通のトータルシステムである「新しい水産物流通サービス業」を創造し、お客様に価値ある商品とサービスを提供することにより、食文化の発展に貢献することを通じ企業価値の最大化に努めてまいります。

 

具体的には、当社グループは、「OUGグループ中期経営計画2021」(2021年度~2023年度)を策定し、グループ横断的な4つの重点テーマである「鮮魚事業(取引)の拡大」、「加工事業(取引)の拡大」、「エリア戦略の推進」、「海外事業の推進」について、バリューチェーンの最適化を意識したグループ役職員の個々の行動変容を通じて取組み、業績を向上させてまいります。

 

併せて、グループ情報基盤の整備、グループ品質保証システムの構築、サステナビリティに関連した取組みの推進などグループ経営基盤の強化に努めてまいります。

 

今後とも皆様方の一層のお引き立て、ご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。